猫と小説と煩悩と

BL小説書きの日記です。内容にBLを含みますので、閲覧にはご注意下さい。

 

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

TB: --    CM: --

J庭41お礼&フリーペーパー分SS 

J.GARDEN41に参加してきました。
今回で3回目のサークル参加となりましたが、今までにない、嵐のようなひと時でした。
いつもは開場してから少し心の準備をする時間があるように感じていたのですが、
今回はそれがまったくなく。
開場してすぐお客様がいらして、うわぁああってなって、
最初の一時間はほぼずっと、うわぁあああってなってました(日本語とは)
結局新刊も既刊も搬入分はすべて売り切れとなってしまい、
ごゆっくりどうぞとか言っておきながら……と反省しきりでした。
売り切れって嬉しいんだろうなって他のサークルさんを見て思っていたのですが、
確かに嬉しさもあるけど、それ以上に申し訳なくてたまらなかったです。
読みたいって言って下さる方にお渡しできないなんてと、すごく悔しい思いをしたので、
次回はもっと搬入数を増やそうと思います。
折角足をお運びくださったのに、ご用意できなかった皆様には本当に申し訳ありませんでした。
新刊『サーベルタイガーの蜜愛』は、コミコミスタジオさんにて通販を委託しております。

http://www.comicomi-studio.com/boys/mainFrameShowInit.do?share_frame_url=boys/goodsGenreLongReleaseSearchShowInit.do?share_genre_type=0006

現在在庫切れになっていますが、追納の手配をしております。
販売再開され次第、Twitter等でお知らせさせていただきますので、よろしくお願い致します。
次回J庭42にも参加できたら持っていきますね。

既刊『白狼王と愛嫁の初夜』と『5年後のライオン彼氏達』は、
おかげ様で通販分もイベント分も完売しました。
再版の予定は今のところありません……ごめんなさい!
たくさんお手に取っていただき、ありがとうございました。


今回お配りしたフリーペーパーのSSも上げておきますね。
ブラコンな兄上に手を焼いてるベルカントさんのお話です。
作中のマスコットは、以前読者さんから白狼王のウルスとアディヤのマスコットをいただき、
それがあまりにも可愛かったので、そこからヒントをいただいたものです。
お楽しみ下さいv


『サーベルタイガーの獣愛』番外編 
~ブラコン兄上の操り方~

「ルシュカ……。ルシュカは今頃、どうしているだろう……」
 窓の桟に肘をつき、茜色の空を見上げてはため息をつく若き王を見やって、ベルカントは肩を竦めた。
「……そろそろ国境にさしかかる頃かと」
「なあ、ベルカント。早馬を飛ばして見送りに……」
「駄目です。それにどうせ間に合いませんよ、セリク様」
 にべもなく却下する腹心に、セリクがケチ、とわざとらしく唇を尖らせる。ケチって、とベルカントはこめかみを押さえた。
 セリクの弟であるルシュカが、新王の戴冠式に参列するため、夫である獣人族の族長ディオルクと共にこのカーディアを訪れたのが、今から二週間前。
再会を喜んだセリクは弟を引き留め、二人は数日王宮に滞在していた。だが、族長とその妻が長く集落を不在にはできない。
別れを惜しみつつ、ルシュカが帰ったのが数日前。重度のブラコンである王は、それからずっとこの有様である。
 新王に即位したばかりのセリクの元には、他国の使者が次々訪れている。公務は問題なくこなしているものの、合間合間にこうも気もそぞろでは困る。
 ため息をついたベルカントを後目に、セリクが呟く。
「お前はいいよなあ。ルシュカの花嫁姿、ちらっとでも見ることができたのだろう? オレも見たかったなあ」
「……セリク様」
「ルシュカはきっと、どんな姫にも負けないくらい美しかっただろう? 弟を嫁に出すのは業腹だが、せめてそれを祝うくらいはしてやりたかったのになあ」
 ルシュカがディオルクと婚礼を挙げた時、セリクは捕らわれの身であった。
ルシュカの花嫁姿はもちろん、二人の婚姻も後から知ったセリクは、それが悔しくてたまらないのだろう。ルシュカの花嫁姿を垣間見ることができたベルカントに、毎日のようにぼやいている。
 とはいえ、ベルカントもその時は大怪我を負っていて意識が朦朧としていたため、見たと言えるほどではない。再度ため息をつき、ベルカントは仕方がないと懐に手をやった。
「セリク様、こちらを」
 ベルカントが差し出したものを見て、セリクが目を見開く。こほんと咳払いして、ベルカントは注釈をつけた。
「滞在中、獣人族の花嫁衣装についてディオルクに聞いておいたのです。……なるべく忠実に再現しました」
 差し出したのは、フェルトで作られたマスコットである。
青いヴェールと純白の獣人族の花嫁衣装をつけたそのマスコットは、ルシュカを模したもので――。
「……お前、どこにこんな特技隠してたんだ」
 ベルカントからマスコットを受け取ったセリクが、感心しきりといった様子で唸る。
「しかも、なんだか随分作り慣れていないか?」
 二頭身のデフォルメは愛らしく、縫い目もきっちり揃っている上、レースが使われた衣装には刺繍まで施されている。
 しげしげと眺めては、おお、と感嘆の声を上げる王に、ベルカントは少々気恥ずかしくなりながらも答えた。
「妹にせがまれて、時折ままごと遊び用の人形を作ってやっているのです」
「そういえば、お前は妹とは随分年が離れていたな……」
 納得したセリクが、両手でマスコットを掲げ、叫ぶ。
「気に入った!」
「……そうですか、よかったです」
「可愛い‼」
「……どうも」
「もっと作れ‼」
 最後の要求に、ベルカントはため息をついた。
「……そう仰ると思っていました」
 可愛いもの好きなセリクに、今まで手作りのマスコットを見せなかったのは、見せたらこう来ることが分かっていたからだ。余生は可愛いものに囲まれたい、と常々口にしている主は、こういった手合いのものに目がない。
 奥の手を披露したベルカントは、仕方なく頷いた。
「……陛下が政務に精を出すとお約束くださるなら、また作ってさしあげます」
「本当か!」
「ええ。なんならディオルクも揃いで作りましょうか」
 そう言った途端、セリクがうっと言葉につまる。
「あいつを……? あいつをルシュカと一緒に並べるのは癪だが、揃いで飾ったら可愛さは倍増だろうし……」
 なんだかんだで二人のことは認めているが、それでも最愛の弟をかっさらった親友に物申したい気持ちは未だにしっかり残っているらしい。
 ディオルクへの恨みと、可愛さ倍増との間で葛藤するセリクを後目に、ベルカントは執務机に書類の山を置いた。
「とりあえず、次になにを作るかは、陛下がこちらの山を片づけた後にお伺いしますので」
 悩むのは後で、と促すベルカントに、セリクが恨みがましい視線を向ける。
「お前は本当に、オレをこき使うのが上手いよな……」
「ご冗談を」
 自由奔放な主に振り回されているのは自分の方だ。ベルカントは肩を竦め、取り出した便箋にペンを走らせた。手紙の宛先は、もちろんディオルクとルシュカである。
 セリクが葛藤の末、可愛さ倍増の誘惑に負けるだろうことは、長年仕えてきたベルカントには自明の理である。
(こうなったら、ディオルクのマスコットも可愛いと言わせてみせる)
 妙なやる気に火がついたカーディアきっての器用な男は早速、手紙に新郎衣装の詳細を教えてほしい旨をしたためたのだった。

 ~J.GARDEN41フリーペーパー~

category: 未分類

TB: 0    CM: 2

J.GARDEN41参加のお知らせ 

イベント参加のお知らせです。
10/2(日) 池袋サンシャインシティにて開催される、J.GARDEN41にサークル参加します。
スペースは4F・Bホール 学ランの間 た19aです。

当日頒布物は新刊1種、既刊1種になります。


<新刊>
『サーベルタイガーの蜜愛』(A5/52P/400円)

表紙
※実物は画像とは装丁が異なります※

商業作『サーベルタイガーの獣愛』の番外編2本立てです。

『それからの話』
本編後の後日談。
獣人族の集落で暮らし始めたルシュカは、
族長の伴侶として自分になにができるのか悩んでいた。
そんな折、館で暮らす若い獣人たちの間に諍いが起こり……。

『はじまりの話』
本編より五年前のお話。
諸国を周遊していたセリクは、獣人族の地を訪れ、
族長ディオルクとの交友を図っていた。
しかしそんな折、獣人族の子供が人間に襲われる場面に出くわし……。


『それからの話』はルシュカ視点の甘々後日談になります。
本編を書いた後、ルシュカとディオルクは今後獣人族の集落でどんな暮らしをしていくのかな、
とずっと想像していて。
ルシュカは生真面目だから、結ばれた後もいろいろ悩んでしまうんだろうなとか、
ディオルクはそんなルシュカをあたたかく見守っているんだろうなとか、
本編では一応協力し合ってたけど、アヤンガさんとハドゥさんは本当は性格合わないよなとか、
そんなことを想像しながら、その後の彼らの日常を書いてみました。
同人誌で新キャラを出すのはどうかなと躊躇ったのですが、
獣人族をメインに書きたかったので、本編には出てこなかった若者たちも出てきています。
相変わらずのディオルクの溺愛っぷりもお楽しみいただけたら幸いです。

『はじまりの話』は本編より5年ほど前の、セリク視点のお話になります。
本編でもちらっと書いた、セリクとベルカントが諸国を周遊していた頃のお話です。
ディオルクと親交を深めるきっかけになったお話は書いておきたいなと思っていたので、
若き日の(ディオルクはもう100歳越えてますが)三人のお話を書いてみました。
セリクをがっつり書けて楽しかったです(笑)


こちらの通販は、コミコミスタジオさんにお願いしております。
現在予約受付中ですので、通販ご希望の方はこちらからお願いいたします。

http://www.comicomi-studio.com/boys/mainFrameShowInit.do?share_frame_url=boys/goodsViewShowInit.do?share_goods_no=G1100010006000080680


<既刊>
『白狼王と愛嫁の初夜』(A5/36P/400円)商業作番外編


先日お知らせした『5年後のライオン彼氏達』のお取り置きにつきましては、
予定数に達したため、すでに締め切らせていただいています。
当日はお取り置き可とお知らせした方のみの販売となります。
いただいたお問い合わせにはすべてご返信しておりますが、
万が一返信がないという場合には、至急ご連絡下さい。
なお、白狼王番外編、ライオン生徒会長番外編共に、通販分は完売しております。
たくさんお手にとって下さり、本当にありがとうございます。

今回の無配ペーパーも、また後日こちらのブログにて掲載いたします。
セリクのブラコンぶりに手を焼くベルカントさんのお話になります。
また、前回のJ庭でお配りしたペーパーも残部があるので持っていきます。
内容は当ブログに上げたものと同じですが、もし紙で欲しいという方がいらしたらお声がけ下さい。
机には出していませんが、お声がけいただけたら先着順でお渡しします。

ともあれ、開催まであと数日ですね。
イベント前はいつも準備が楽しくて仕方ないです。
当日ご参加の方はお気軽にいらして下さいませ! お待ちしていますv

category: 未分類

TB: 0    CM: 4

告知【アンソロジー】 

『エロとじv濡』本日発売です。
私は『蛇神の姦淫』というタイトルのSSを掲載していただいています。
イラストは古藤嗣己先生です。
大蛇を描いて下さいなんて無茶ぶりが過ぎるかしら、とドキドキしていたのですが、
とてもイケメンな蛇を描いて下さいました!
ラフをいただいた際に担当さんとお話したのですが、カッコいい蛇ですね、
ナイス蛇ですね!って二人で言い合ってたくらい(笑)
エロとじにふさわしい、淫靡なイラストを描いていただいたので、是非是非ご覧下さい。

今回書いたのは、大蛇×両性具有の生け贄のお話です。
獣人ものをいくつか書かせていただいている中で、そろそろ爬虫類もと思っていたのですが、
なかなかタイミングが合わず、書けずじまいで。
今回は獣人のようなヒト型ではないのですが、
大蛇が文字通り絡みつく描写をとても楽しく書きました。
お話としては、両性具有故に村八分にされていた受けが、土地神の指名で生け贄にされ、
大蛇に捧げられて――、という和風ファンタジーっぽいお話になっています。
受けの設定が両性具有なのは、まあ公式HPのあらすじからも分かってしまうのですが、
相手が蛇だからです!!!!!
これは本当にもうずっとずっと書きたかったエロネタなので、
本懐を遂げられてめっちゃ嬉しかったです。
お相手は蛇で、しかも両性具有ですが、でもちゃんとボーイズラブになっていると思うので、
お見かけの際は是非よろしくお願いいたします。



また、併せてお知らせですが、10月2日に開催されるJ.GARDEN41にて、
前回出した同人誌『5年後のライオン彼氏たち』の取り置きをいたします。
こちらですが、取り置き申し込みの受付期間を、
9月24日AM10:00~9月30日までとさせていただきます。
受付方法ですが、当ブログにも掲載しているメールアドレス宛にメールいただくか、
ツイッターにてDMかリプで、お名前(HN可)と取り置き希望の旨をお知らせ下さい。
先着順でお受けしますので、後ほどお取り置きの可否をご返信いたします。
また、大変申し訳ないのですが、こちらのお取り置きに関しては、
お1人様1冊でお願いいたします。
なお、通販分は完売しており、再販の予定はありません。

新刊の『サーベルタイガーの蜜愛』については、また後日詳細をブログに上げますね。
こちらはお急ぎいただかなくとも十分な数をご用意していますので、
当日はごゆっくりいらして下さいませ。
通販分については現在コミコミスタジオさんにて予約受付終了となっていますが、
追納ができないか問い合わせをしております。
予約再開可能かどうかは、またツイッター等でお知らせしますので、よろしくお願い致します。

category: 未分類

TB: 0    CM: 0

告知【ノベルス】 

やっとこのお知らせができる……!
『サーベルタイガーの獣愛』、本日発売です。
時間をかけて書かせていただいたお話なので、こうしてお知らせできるのが本当に嬉しいです。
お話を考え始めたのはほぼ1年前じゃないかな。
ようやく1冊の本になったんだなあと思うと感慨深いです。


イラストは九重シャム先生が描いてくださいました!
表紙が美しすぎて目が潰れそうですよね……。
構図ラフを何パターンかいただいたのですが、ルシュカの笑顔が素敵すぎて、これ!と迷わず選ばせていただきました。
衣装も細部まで丁寧に彩色して下さっていて、初めて完成表紙を見た時には、私は魂が抜けるかと思ったほどです。
表紙はトリミングでほとんど飛んでしまっていますが、裏のあらすじの横には小鳥がたくさんいる、元々のイラストが載っていますので、是非こちらもご覧ください。

今回九重先生が挿し絵をお引き受けくださったと聞いた時からもう、いちケモナーとして嬉しすぎて震えていたのですが、九重先生はまだ原稿をお渡しする前からサーベルタイガー獣人の練習です、とラフをくださったり、キャララフに毎回脇キャラをいじった面白マンガをつけてくださったりしていてですね……!
兄上が「オレはまだオレの人生計画をあきらめていないからな! 余生はかわいい者に囲まれたい!」って叫んでる後ろで、ベルカントさんが「えー」ってなってるのとか。
将軍が「この傷の恨み、忘れもせぬぞ……。そう! 初めて好きな娘と口づけした時のことのように……!!」って唸る後ろで、ジーネットが「お父様が何をおっしゃってるのか、私よく分かりませんわ……」って扇子で口元隠してるのとか。
時には、ディオルクのディオルク(誤字ではないです)が、「きゃー」ってなってる可愛いディオルクの顔だったり(笑)
送られてくる度に笑ってしまって、わりと本気で神様かなと思いました。
中でも感動した一枚を、どうしても読者さんにも見ていただきたくて、無理を言って巻末に掲載していただけることになりました。
この一枚で今作の世界観をすべて表現していただいてると思えてなりませんので、是非ご覧下さい。
Twitterでも、先生が描いて下さったイラストがあまりにも素敵だったので、SSをツイートしています。
どのイラストも、その一枚でストーリーや世界観を感じさせてくれるような素敵なものばかりで、作中の挿し絵も細部までため息ものの美しさなので、是非じっくりご覧下さい。
九重先生のご厚意と担当さんのご尽力に、ここで改めて感謝したいと思います、ありがとうございます。


九重先生のイラストへの感動で日記が終わってしまいそうですね(笑)
あまりにも紹介したいエピソードが多すぎて、手がとまりませんでした。
長くなってしまって申し訳ありませんが、あらすじやキャラの紹介も。

父王の側室(継母)の奸計により、国を追われた第二王子のルシュカ。
父王を救う為、人間から恐れられているサーベルタイガーの獣人族に助けを求め、旅をすることに。
しかし、出会った獣人族族長のディオルクからは、助力を断られてしまい――。

受けのルシュカは、優しくて薄幸そうな王子様をイメージして書きました。
前半この子にたくさん苦労をさせるのですが、書いていてもうかわいそうでつらくて。
早く助けてあげたい、甘やかしたい、と葛藤しながら書きました。
優しいけど芯は強い子なので、旅を通して成長していってくれたのが嬉しかったです。
攻めのディオルクは、頼りがいのある無口な族長です。
族長というからにはこういう、背中で語る、みたいな攻めがいいなと思って。
普段理性的な人が秘めている情熱の強さ、というのが大好物なので、そういったものが垣間見えるシーンは楽しくてたまりませんでした。
ファンタジーものを書く時は、キャラの名前になんらかの意味を持たせていることが多いのですが、この二人の名前は珍しく、音の響きだけで作りました。
どんなふうにお互いのことを呼ぶのかな、と想像しながら書いていましたが、最終的に名前を呼んだだけで通じ合う、おしどり夫婦みたいな二人になってくれたかなと思います。
140歳と17歳という年の差、獣人と人間の体格差萌え、もちろんもふもふ萌えも詰め込んでいるので、お楽しみいただけたら嬉しいです。

あと、ちょっと小説家っぽいことを書くと、今回のお話は結構変わった構成です。
前半は主役二人の他はモブっぽい人たちしか出てきません。
脇キャラが出てくるのが結構お話が進んでからなので、書いていて新鮮でした。
脇キャラも好きなタイプだらけですが、特にお気に入りなのはルシュカの兄のセリクです。
ディオルクの親友なのですが、ディオルクが彼のことを語る度、どんな人なんだろう……と私も登場を心待ちにしていました。
結局最後の方の一場面しか出てきませんが、それでも濃い人だなあ、と彼の場面は楽しくて仕方なかったです。
獣人族の面々も濃い人揃いなので、脇キャラが出てくる後半もお楽しみいただけたら嬉しいです。

大事に作り上げた一作なのでまだまだ話は尽きないのですが、呆れられそうなのでここらへんで。
獣人というちょっと特殊な設定ですが、お話は王道ですので、楽しんでいただけたらいいなという気持ちでいっぱいです。
是非よろしくお願いいたします。

category: 未分類

TB: 0    CM: 0

J庭40お礼&フリーペーパー分SS 

J.GARDEN40に参加してきました。
記念会ということで、参加サークルさんも多く、一般参加の方もたくさんいらしていて、熱気溢れる一日でとても楽しかったです。
ご参加の皆様、お疲れ様でした。
当スペースに足をお運びくださった方も、本当にありがとうございました。
サークル参加2回目でちょっと慣れてきたこともあり、お声がけいただいた際にお話とかもできるようになれて嬉しかったです。
イベントって本当にパワーをいただけるなあ、ととても幸せな一日になりました。
お手紙や差し入れもありがとうございます。
大事に読んだり食べたり使ったりさせていただきます。
ご住所書いていただいた方には近日中にお返事しますので、お待ち下さいv


新刊『5年後のライオン彼氏達』の通販ですが、コミコミスタジオさんにお願いしております。

http://www.comicomi-studio.com/home.html

ですが、今現在新刊のページが予約受付終了、となっておりまして……。
イベント日だからいったん予約の受付を停止したのかなとも思ったのですが、そうでもない様子で……。
もしかすると予約分で在庫が完売してしまったのかもしれません。
今回のライオン生徒会長の番外編は再版はしないので、もしお求めの方がいらしたら申し訳ありません。
手売り分はまだ若干数残っておりますので、次回J庭41に参加できたら持っていきます。
なお、既刊『THE ORK』は通販分もイベント販売分もすべて完売いたしました。
今井先生との合同誌、たくさんの方にお手にとっていただけてとても嬉しかったです。
改めて、ありがとうございました。
『白狼王と愛嫁の初夜』は通販分もイベント販売分もまだ在庫がありますので、こちらも次回持っていきます。

今回配布させていただいたフリーペーパー分のSSも上げておきます。
スペース№が神かと思うような番号だったので、それにかけたSS2編になります(笑)
お楽しみいただけますようにv



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ライオン彼氏のち09b ~奏多×透也編~

「あの……、なにしてんの、透也?」
 それは、久しぶりに会えたデートでケンカした二人が、仲直りエッチでさんざん燃え上がった後のことだった。
 我慢しきれずにホテルの部屋の入り口で無茶な体位で何度も交わってから、ようやくベッドでゆっくりいちゃいちゃして、年上の恋人の甘い匂いを堪能していた奏多は、不意にごそごそと自分の胸元をまさぐる透也に気づく。
「オレの胸、なんかついてる?」
「なんかっていうか……、あ、あった」
 細い指先で、奏多の胸元の豊かな獣毛をかきわけた透也が、弾んだ声を上げる。くに、と被毛の奥にある乳首を弄られて、奏多は素っ頓狂な声を上げた。
「ちょ……っ、ちょっと、ほんとになに!? なに!?」
「んー、前から気になってて。獣人の姿の時って乳首ってどうなってるのかなって」
 奏多の上に寝転んだ透也が、こんなとこに隠れてた、とほわんと笑みを浮かべる。
 まるで春の草原でつくしを見つけたと言わんばかりの無邪気な笑みに、奏多は呻いた。
「勘弁してよ、もう。そんなとこ弄っちゃダメでしょ」
「え? なんで?」
「なんでって……」
 ちっとも分かっていない恋人に苦笑して、奏多は起き上がり、ごろんと体を入れ替えた。
 布団に転がされ、奏多にのしかかられた透也が、きょとんと目を見開く。
「奏多? なに……」
「透也ほどじゃないにしろ、オレだってそこは性感帯なんですー。触られたらその気になるんですー」
「え……っ、だっ、だってさっきさんざん……っ」
 もう何度もしたのに、と顔を赤くしたり青くしたりと忙しい透也に、奏多はふふんと笑みを浮かべた。
「オレの乳首触りたがるなんて、やらしい先生だね、透也? さっきのエッチじゃ足りなかった?」
「そ、そんなつもりじゃ……」
 からかわれた透也が、真っ赤にした顔を腕で隠し、首を横に振る。優しく、けれど強引にその腕をどけさせて、奏多は黒い爪の表面で小さな胸の尖りをすりすりと撫でた。
「お返しに、透也先生の乳首もいっぱい弄ってあげる、……ね?」
「や……、す、するなら普通に……」
「普通に可愛がるだけだよ」
 愛してる、と囁いて、奏多はその大きな舌で、ざらんと透也の頬を舐めたのだった。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


ライオン彼氏の恋人のち09b ~アル×スネフェル編~

「……これは一体なんなのだ、スネフェル?」
 いつものように、スーツを脱がせる間も惜しいと、スネフェルのシャツのボタンを外してすぐ胸元に手を忍び込ませたアルは、獣毛に覆われた指先で撫でたそこに違和感を感じて唸った。
「絆創膏です。アル様、この手をどけていただけませんか」
 沈着冷静そのものといった様子でそう答えるのがしゃくで、アルはスネフェルをいっそう深く背後から抱え込む。
「何故こんなものを貼っている」
 邪魔だ、剥がせと命じると、スネフェルはつんと顎を上げてすげなくそれを拒否する。
「お断りします。今日は書類仕事を片づけたいんです」
 つまりスネフェルは仕事をしたいがため、アルに容易に触れさせないようにと、こんなところに絆創膏を貼ったということだろう。
 (ついこの間は、私がいないとどうやって生きていけばいいか分からないなどと、いじらしいことを言っていたというのに……!)
 真面目な恋人は仕事第一で、いくらアルに愛を捧げていても、そこだけは頑として譲ってくれない。つれない恋人に、アルはふんと鼻を鳴らした。
「そうか、……なら、剥がさないままでいい」
「え……、えっ、ア、アル!? あ……!」
 つるつるした絆創膏を破かないように気をつけながら、爪でカリカリとそこを引っ掻く。すぐに硬くなった乳首が絆創膏を押し上げる感触に、アルは低い笑みを零した。
「お前は敏感だから、ちょうどいいかもしれないな。いつもより感覚が鈍くて、焦れったいだろう? ん?」
「やめ……っ、アル!」
 胸を弄るアルの手を掴んで押しとどめようとするスネフェルの両手を、逆にひとまとめにして拘束してしまう。
「お前のここも私のものだと、存分に分からせてやる」
「あ、や……っ、んっ、んん……!」
 振り向いたところで唇を奪い、思う存分乳首を嬲りながら貪るようにくちづけると、涙目になった従者が睨んできた。
「こんな……、こんな、どうしてくれるのです……。あなたに触れられたら私が仕事どころではなくなってしまうから、わざわざ貼っていたのに……」
「……スネフェル」
「は……、剥がして、アル。もっと、ちゃんと……」
 して、と囁く吐息の甘さに、くらりと眩暈がする。言葉にするのも惜しくて、低く呻きながら爪の先でゆっくりと絆創膏を剥がすと、ぺりぺりと剥がれていくわずかな痛みにスネフェルが小さく喘いだ。
「や……、あ、あ……」
 滲んだ透明な涙が、長い睫にフリルのように絡む。愛している、と囁いて、アルはそっと、その睫にくちづけを落としたのだった。

~J.GARDEN40フリーペーパー~

category: 未分類

TB: 0    CM: 0

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。